REPORT

  • 2023.08.27

【決勝】尚美学園 vs IPU:試合後インタビュー

尚美学園 8-2 IPU

 

尚美学園・新谷博監督

「毎日選手が頑張っているので、巡りあわせじゃないですか。ピンチになってもアウトになってくれたりするので。慌てないこと。(3日連続完投の吉沢について)先発させるかは最後まで分からなかった。ちょっと悩んじゃって。本人も疲れているだろうから。でも本人が投げたいって言うから、じゃあ行けるところまで行けっつって。みんなもカバーする準備はできているし。吉沢が代表して投げたけど、後ろのピッチャーも準備してくれていたんで、全員がありがたい存在だったと思います。(攻撃は)本人たちが勝手に対応して、僕はなにも言ってないです。特等席でのんびりさせてもらいました。」

 

尚美学園・石垣麻弥乃選手

「勝てて良かったに尽きますね。(1番打者として)初回に出られてよかったです。もう覚えてないんです。嬉しいだけですね、今。向こうの投手もすごくよかったので、ロースコアになるか打撃戦になるか、どちらかだと思っていたんですけど、打ち勝てて良かったなと思います」

 

尚美学園・小櫃莉央選手

「昨日の試合で力んでしまって打てなかったので、今日はリラックスして打席に入って、打てて良かったかなと。相手のピッチャーも良い球が来ていたので、自分のスイングで勝負しようと思っていました。(バットを短く持っている選手が多かったのは)大会前の練習試合でフライが多かったので、短く持って、ライナー性の当たりを狙おうという話はしていました。」

 

尚美学園・戸田若菜選手

「吉沢が良い変化球と真っすぐを持っているので、自分はしっかりとリードをしました。打たれても落ち着いて自分のリードについてきてくれたので、優勝できたのは吉沢のお陰だと思っています。吉沢は緊張で堅くなってしまうことがあるんですけど、自分が笑顔で話しかけたり、落ち着かせるジェスチャーなどを使ってプレーしていました。終盤の失点は、自分のミスじゃないよと声をかけて、いつも通りのピッチングを引き出しました。」

 

尚美学園・吉沢さくら選手

「(先発することは)アップをしている途中で聞きました。(人生初の決勝のマウンドは)もちろん緊張がすごくて、身体がガチガチになって、試合前のブルペンではボールが抜けたりしていました。先攻を勝ち取っていただいて、初回から点を取ってもらえたので、リラックスすることができました。ここで引退してしまう4年生たちなどの先輩方が最終回も投げやすい展開をつくってくれたので、すごい嬉しかったです。(この嬉しさは)保護者に一番最初に伝えたいです。」

 

IPU・堀田一彦監督

「自滅ですね。自分たちの野球ができなくて、ミスがなどが出てしまったので。(相手投手の吉沢は)ちょっと腕が遅れてくるのでタイミングを取りながらゲームやろうよって言っていました。コースの見極めは出来ていたんですが、バントができなかったり、スクイズでアウトになっちゃうとか、上手くいきませんでした。守備の乱れからの失点もありました。尚美学園さんにもあったんですけど(悪い流れを)食い止めるんでね。うちは食い止められないまま3点も4点も取られた。実力で言えばそんなに力負けしてないと思うんですけど、違いはその辺りでしたね。」

 

IPU・田中凜選手

「準優勝と言う結果で悔しいですけど、次に繋げられればなと思っています。これまで逆転して勝つ試合が多かったので、今日もいつも通りに自分たちの野球をしようと話しながら試合をしていました。焦らずにいつかチャンスは来るからと話していたんですが、力が及びませんでした。相手投手だけでなく、守備のポジショニングにも苦しめられて、攻略できなかったなと思います。」

 

IPU・竹内くらら選手

「(継投した4回は)しっかりと抑えて次の攻撃に繋げられるように意識していました。緊急登板でしたが、1年時から抑えをやらせてもらっているので、気兼ねすることなく思いっきり投げられました。(打者としての第4打席は)自分は自信を持って『ボールだ』と思って見逃したので、ストライクと言われて火が付きました。最終回は満塁で打たれてしまったので、あこそはさらに集中して、もう1段ギアを上げないといけなかったなと。それに気付くことができたので、今後に繋げられるという意味で(尚美学園打線に)感謝しています。」