REPORT

  • 2023.08.26

尚美学園×大阪体育

尚美学園1-0大阪体育

前年女王・尚美学園が大阪体育との一進一退の攻防を制し、決勝進出を決めた。

 

大阪体育のエース右腕・左川楓と尚美学園の1年生左腕・吉沢さくらがともにピンチを凌ぎあい、3回まで両者譲らぬ展開が続いた。しかし、4回表、尚美学園の4番・村田凪佐が死球で出ると、後続の小櫃莉央が犠打で送って1死二塁のチャンスメイクに成功。6番・指名打者の小谷陽菜の当たりを相手内野手が弾いた間に、貴重な1点を得た。

 

追加点を狙う尚美学園は6回表、先頭の代打・田島花実が、大阪体育・左川からこの日1つ目の四球を奪うと、8番の三條志歩の中前打などで2死一、三塁と好機をつくった。だが、コントロールよく落ち着いた投球を続ける佐川に後続が左飛に打ち取られた。

 

大阪体育も好投手・吉沢に食い下がる。6回裏、右前打を放った4番の山本一花がヘッドスライディングで一塁へ出ると、敵失に乗じて5番・松永菜々夏も出塁し、無死一、二塁に。さらに6番・中村莉菜の犠打でチャンスを拡大。スクイズを狙った大阪体育だったが、尚美学園の捕手・戸田若菜が3塁走者をタッチアウトにし、同点を阻んだ。

 

さらに2死一、三塁とチャンスが続いたが、尚美学園の吉沢が後続を三邪飛に打ち取り、同点のピンチを凌いだ。吉沢は前日の福井工大戦に続いて2日連続の完封勝利をあげた。