2026.09.11

【準優勝】尚美学園大学

尚美学園大学の今大会は、0-7のコールド負けから始まった。

予選初戦の札幌国際大学戦。打線は得点を奪えず、6回コールド負け。いきなり厳しいスタートとなった。

それでも、翌日の明治大学戦では12-1で5回コールド勝ち。初戦とは違う姿を見せると、その後も接戦をものにしながら勝ち上がった。

新潟医療福祉大学戦では、6回まで0-3。追い込まれた状況から國藤亜樹の2点タイムリー三塁打などで追いつくと、7回には再び國藤が打ってサヨナラ勝ち。決勝トーナメント進出を決めた。

至誠館大学戦を7-0で突破して迎えた仙台大学戦は、春季大会で0-8のコールド負けを喫した相手との再戦だった。

近藤優羽が7回を無失点。打線は0-0の6回、代打・小林莉央の先制タイムリーをきっかけに國藤、梅原文香も続き、3点を奪った。春には得点すら奪えなかった仙台大学を3-0で破った。

ベンチからは、新谷博監督らしい言葉も飛んだ。

「アドレナリンを引っ込めろ」

選手が気持ちを高ぶらせすぎれば落ち着かせる。一方で、勝負どころでは思い切って選手を送り出した。

準決勝の日本大学国際関係学部戦では、5-5で迎えた6回に代打・大川菜摘が勝ち越し打。7-5で競り勝ち、神宮での決勝進出を決めた。

仙台大学戦では小林、準決勝では大川。代打が続けて結果を残したことについて、新谷監督は笑いながら振り返った。

「もうワンパターンですよ(笑)」

終盤の代打攻勢で勝利をつかむ“ワンパターン”も、今大会の尚美を支えた大きな武器だった。

準決勝後、水谷碧は「試合を重ねるごとにいいチームになっていった」と話した。

桃山学院大学との決勝。初回に2点を先制したものの逆転を許し、4回表を終えて2-7。5点差をつけられた。

それでも4回裏に4点を返した。最終回にも1点を奪い、なお1死二、三塁。一打逆転まで迫ったが、最後は二直併殺。7-8で敗れた。

大会を通して打線をけん引した國藤は、優秀選手賞を受賞。新潟医療福祉大学戦の同点打、サヨナラ打をはじめ、勝負どころで何度も結果を残した。

尚美学園大学が持つ史上最多の優勝回数を、今大会でさらに更新することはできなかった。

それでも、初戦の0-7から立て直し、神宮で準優勝を成し遂げた。

終盤の代打攻勢と勝負強さは、今大会で強烈な印象を残した。

 

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