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大会コラム

IPU環太平洋 8-2 尚美学園

昨年の決勝戦のカード、IPU環太平洋と尚美学園が今年は準決勝で激突。

IPU環太平洋は4年生エースの土屋愉菜が先発のマウンドへ。尚美学園は中2日での先発となる沢田美羽を送り込む。

後ろのバッターへ繋ぐ野球が強みのIPU環太平洋は初回から積極的に攻める。

先頭の才川珠貴の安打・岡本朔来の野手選択・杉山華夢の犠打でチャンスを2・3塁に広げる。すると、昨日2安打の岡田梨花が適時打を放ち1-0の先制。さらに送球間にも1点を追加する。

負けていられない尚美学園の2回表の攻撃。

飯野愛弥の二塁打に続き、好調の大川菜摘に適時打が飛び出して1点を返してスコアを2-1とする。

1点差に追いつかれたIPU環太平洋は2回裏、丸山詩緒の安打・庄司美空のバントヒットなどでランナー1・3塁のチャンスを作る。そして頼れるキャプテンの才川珠貴にランニングホームランが生まれ、一気に3点が入る。

点差を4点に広げられて迎えた3回表・尚美学園の攻撃。

2番・篠原優華が相手の悪送球により出塁すると、今大会4割越えの打率を残す戸田若菜の適時二塁打で1点を返してIPU環太平洋に喰らいつく。

次に試合が動いたのは6回裏・IPU環太平洋の攻撃。

6番の生内アンジェリカ幸の安打から1アウト2・3塁のチャンスを作り、庄司美空のスクイズで6点目を取る。さらに、2年生の黒木菜都が右中間へ綺麗に弾きかえし、快足を飛ばしてランニングホームランとする。これで点差は8-2となった。

迎えた7回のマウンドにも先発の土屋愉菜が向かい、しっかりとスコアボードに0を刻んで完投。

去年の雪辱を果たしたIPU環太平洋が今年も決勝進出を決めた。

一方、予選リーグから負けなしで勝ち進んできた尚美学園はここで敗戦。

気持ちを新たに来年のリベンジを誓う。