福井工大-至学館
福井工大0-9至学館
先発右腕・渡辺光咲が冴えた至学館が福井工大に5回コールド完封勝利をあげ、予選リーグBの1位通過を決めた。
先発マウンドを任された右腕・渡辺光咲が、約100キロのストレート、約90キロのスライダー、70キロ代のカーブとチェンジアップを投げ分け、緩急で福井工大打線を翻弄。打たせて取るピッチングで3安打に抑えてみせた。
「初回がちょっと荒れちゃって、もうちょっとリズム良く投げられたら、さらに良い流れを持ってこれたかなと。反省点です。全体を通してみればゼロで抑えることができたので、よかったと思います」。
7月に行われた中部女子硬式野球連盟主催のR5年度センターリーグ(1部)でも、福井工大戦で先発し、2試合で13イニング(完投1)、安打7、失点1と安定したピッチングをしていた渡辺。この日、12安打9得点の援護を受けたことについて、「仲間が点を取ってくれたから自分らしいピッチングが出来たと思います」と白い歯をみせた。
福井工大は初回、一宮愛が先頭打者に死球で出塁を許すと、上位から下位まで切れ目のない至学館打線に捕まった。2回裏に渡邉未來が好救援するも、3回以降は勢いのある打線を封じ込められなかった。